低ED食品でダイエットしよう!
何でも、たくさん食べたら太ってしまいますが、なるべく太りにくい食事になるように食材を選ぶ方法があります。それが一体どんなものなのかを見てみましょう。
- 低ED食品とは?
- カロリー表示のないものはどう判断するの?
低ED食品とは?
ダイエットして痩せたいのに、食欲があり過ぎて困る・・という人はたくさんいるでしょう。とくに若い人ほど、頭では「痩せたい!」と思ってるのに、カラダがカロリーを欲しがって「痩せさせん!」となるので、ちょっとお腹が空くと、その欲求にあらがうことができません。
でもね、それが悪いことではないんですよ。ムリに食べたいのを我慢すると、ストレスになってそのうち大爆発してしまいます。ストレス解消!と「ドカ食い」するくらいなら、同じ量を食べても、太りにくいものを食べれば良いと思いませんか?
じゃあ、その「太りにくい」は、何を基準にすればいいかというと・・
カロリー(kcal) ÷ 重量(g) で判断します。
この計算で出た数値は、エネルギー密度「ED(Energy Density)」といわれ、4を超えると「高ED」1.5未満だと「低ED」と判断します。これは数値が低いほど太りにくいということですね。
例えば、「ご飯は太りそうだし、かといってシリアルじゃ昼まで持たないよ・・。」と、朝食に何を食べようか迷っているとしましょう。そこでED値を計算してみると、
ご飯一膳=160g(269kcal) なので、269÷160=1.68
シリアル1食=40g(153kcal) なので、153÷40=3.81
となり、実はご飯のほうがED値が低くて太りにくいと判断できるのです。ダイエットで、朝食はシリアルというイメージがあるのでちょっと意外ですよね。ご飯も食べ過ぎたら太るのは当たり前ですが、ダイエット中に食欲があって困っているなら、シリアルよりも腹持ちの良いご飯がおすすめなのです。
その他にも、コーヒーに入れるものはクリープ(ED値=5.18)よりも、牛乳(ED値=0.67)の方が太りにくいと判断できますし、砂糖(ED値=3.84)よりも、はちみつ(ED値=2.94)の方が太りにくいと判断できるのです。
そうやって色いろな食材のED値を比べてみて、低いものを組み合わせていけば、同じ量を食べても太りにくい食事にできると思いませんか?
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カロリー表示のないものはどう判断するの?
肉、魚、野菜の生鮮食品には、グラムの表示があったとしてもカロリーまではありませんよね。「じゃあ、どうやって低ED食品を選べばいいの?」ってことになりますが、そのポイントは、なるべく「脂質」が少ないものを選ぶことです。それは、脂質が少ないものほど低カロリーだからです。
例えば牛肉なら、脂の多い「ばら肉」よりも「赤身」のほうが低カロリーですよね。野菜や果物なんてあまり脂質を含んでいませんから、ほとんどが低ED食品だと思っていいでしょう。
「ほとんどが」というのは、ナッツ類や豆類を除けばということです。ナッツ類や豆類には脂質がたっぷり含まれているので、ED値が高いものが多いのです。美容やダイエットにも良いと話題になるスーパーフードといわれるものにも、ナッツ類や豆類があるので、食べ過ぎには注意しなければいけません。
ダイエットしなきゃいけないけど、食べる量を減らせない・・というときは、低ED食品でのダイエットを考えてみるといいでしょう。
栄養のバランスも考えよう→ ダイエットはカロリーよりも栄養のバランスを気にしよう!
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