サラシア牛丼ってなに?
最近ダイエット業界をザワザワさせている「サラシア」って知ってますか? 何だか知らないけど聞いたことはあるよって人は沢山いるでしょう。なんせあの吉野家が「サラシア牛丼」略して” サラ牛” なんてメニューを出したくらいですからね。
サラシア牛丼(673kcal)の量は牛丼並盛(669kcal)と同じですが、ちょっぴりカロリーが高いんです。でも吉野家のHPをみると
食後の血糖値の上昇をおだやかにする働きをもつサラシノールという成分を配合した牛丼です。味はいつもの牛丼と変わりません。血糖値が気になる方にはぜひおすすめです。
なんて書いてありますよ。一体サラシアってどんなもので、なんでそんな効能があるのでしょう?
サラシアの効果効能とは?
「サラシア」って東南アジアから南アジア(インドやスリランカ)のあたりに生えている植物なんです。大昔からインドのアーユルヴェーダっていう何の科学的根拠のない民間療法で、肥満や糖尿病の治療に使われてきた植物なんです。
でも実際に科学的に調べてみると、サラシアには肥満を予防する成分が入ってたんですって。恐るべしアーユルヴェーダ・・。その成分とは「サラシノール」と「コタラノール」というサラシアにしかない成分なんです。
これらの成分にどんな働きがあるかというと、多糖類を消化する「α-グルコシダーゼ」って酵素をぶっ壊してくれるんです。多糖類ってオリゴ糖みたいに、単糖がいっぱい繋がってできた糖ですね。多糖類は分子量が大きいので、単糖にまで消化しなきゃ小腸で吸収できないんですよ。でも、α-グルコシダーゼが壊れてると多糖類が消化できないので、糖質の吸収をおさえることができるというわけです。
牛丼のごはんはデンプンという多糖の塊ですからね。全ての糖質の吸収をおさえられるわけじゃないですが、普通の牛丼を食べるよりかは幾分マシなんですよ。まぁ、本気でダイエットしてる人が吉野家なんか行かないけどなw(笑)
サラシアが腸内環境を良くする?
サラシアが良いのは、糖質の吸収をおさえるだけではありません。小腸で吸収されなかった多糖は、大腸まで行きますが、そのままウンコになって出ていくわけじゃないんです。多糖は大腸内にいる乳酸菌などの「善玉菌」のエサになるんです。善玉菌はこれが大好きで爆発的に増えるんです。
美容も健康も、そしてダイエットもおなかの中からですよね。善玉菌が増えておなかの調子が良いと、元気が出て代謝もあがります。それで痩せやすいカラダになれるんですね。
それにあまり知られてませんが、善玉菌ってお腹の中でビタミンを作ってくれるんですよ。それは、ビタミンK、ビオチン、葉酸、パントテン酸、ビタミンB2、B6、B12の7種類です。スゴイですね!どれもこれも健康や美容、そして代謝を上げるのに必要なものばかりですよ。だから、善玉菌をいっぱい増やすきっかけを作るサラシアが良いんですね。
牛丼みたいなジャンクフードにサラシアが入るだけで、こんなスーパーフードになっちゃうんですね。サラシア牛丼(480円)は牛丼並盛(380円)よりも100円高いですが、サラシアの効果効能を知ったら、食べてみようかなって気にもなりますよね? ダイエット中でも牛丼が食べたくなるときはありますよ。だって吉野家の牛丼うまいもん!